漫画家がアーロンチェアをレビュー!20万円のオフィスチェアの正直な感想

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あなたはどんな椅子に座っていますか?
僕は現在、有名オフィスチェアのアーロンチェアに座っています。

以前はオカムラの「シルフィー」というオフィスチェアを使っていましたが、3年ほどで座面の高さを変えるガス圧が無くなったり、ランバーサポート(腰当て)やアームレスト(腕置き)が壊れてしまったんです。
新しい椅子の購入を検討していたところ「どうせならあのアーロンチェアを買うか!」と思い切って購入。

購入したのはアーロンチェアリマスタードのミディアムサイズで価格は205700円でした。
オカムラのシルフィーは10万円ほどだったので倍です。
椅子に20万ってどうなんだ!?と悩みもしましたが、新しい作業環境を求めて買うことに。
今回はこのアーロンチェアを紹介します。
持ってない人が「おすすめの椅子ランキング」とかいう雑な記事を作って紹介しているわけではなく、実際に購入して使った人の超正直ガチレビューです。

新しい椅子の購入を検討している方、在宅仕事やデスクワークに良い椅子を買おうかな~と考えている方は参考にしてください。

結論から言うと…
すご~くしっかりしている椅子」「作業がはかどる環境
という感想です。

 

 

目次

アーロンチェアとは

アーロンチェアとは、アメリカの家具メーカー「ハーマンミラー」が生み出したオフィスチェア。
昔はアーロンチェアのクラシック版が販売されていましたが、現在はリマスタード版となりました。
「現代の仕事と働く人々のために、人間工学、機能、人体測定学、環境においてリマスタードされたアーロンチェア」と言われているオフィスチェアです。

なおアーロンチェアにはアームレストが無いアーロンチェアライト(約11万円)などもリリースされています。

アーロンチェアリマスタードを購入してみた

まずアーロンチェアを購入する前に、自分の体型に合うサイズを調べます。

 

公式サイトより引用

 

小柄な人はAサイズ、大柄な人はCサイズを選びます。
僕は171cm/61kgという体型なので中間のBサイズを選択。
20万円か…と緊張しながら注文しました。

到着した

注文したアーロンチェアが大きなダンボールで来ました。

アーロンチェアのサイズは42.5×68.5x93cm(18kg)となっています。
玄関から設置場所へスムーズに運べるのか、スペースに注意してください。

 

ダンボールを開けて椅子を取り出します。

 

ここで思ったのが「ダンボール捨てるの面倒だな!」ということでした。
大きいし、金属の大きなステープラーで止められているんです。

そのまま燃えるゴミに捨てるのは良くないだろうと思いペンチで引き抜きました。
26個以上はあったはずで、かなり時間がかかっています。
なお注文する時にオプションでダンボールの引き取りを申し込める場合があります。
有料ですが面倒という人は申し込むと良いですね。

また、今使っている古い椅子を処分したいという方は、不要な椅子の下取りサービスを行っているお店もあります(庄文堂など)

 

アーロンチェアを使ってみた

実際にアーロンチェアリマスタードに座ってみた感想です。

先程も言ったのですが、まずは「すごいしっかりしてる!」と思いました。
メッシュ生地の座面はクッション系の椅子とは違う、力強い支え力を感じます。
クッションは見た目通り厚みがあり、柔らかく支えるのは想像できるのですが、アーロンチェアは薄いメッシュなのにこんなにも頼りになるのかと思いました。

また、夏の暑い日にクッション生地は蒸れることもあります。
メッシュ生地は通気性が優れているので快適です。

 

大きさもミディアムサイズで良かったと感じます。

自分に合う調整をしてみる

続いて説明書を見ながら調整をします。

座面の高さ

まずはレバーで操作をして座面の高さを変えます。

大腿部が床面と平行になる位置が正しい位置になっています。

以前の椅子はガス圧が無かったので調整できることに喜びを感じました。
座面の高さはサイズによって違います。

僕の場合はサイズBの一番低い位置でも良かったですね。
仮にガス圧が無くなっても大丈夫です。

もし高さが合わないという人はフットレストの導入を考えても良いですね。
僕は以前使っていました。

アームレスト

アーロンチェアのアームレストは分厚く安心して手を置ける、クッション性のアームレストになっています。

レバーのロックを外し、合う高さに変更します。
手をおいて肩が上に上がらない位置がベストの位置です。

アームの位置は角度を変えられたり、前後に動かすことも可能です。

ポスチャーフィットSL

ポスチャーフィットは仙骨と腰部をサポートして、健康的な着座姿勢を促す部位。

+と-でサポートを緩めたり調整が可能です。
これがあることでしっかりと背中を支えてくれるんですよね。

傾きの調整

ノブの+と-を調整しリクライニングの硬さを調整できます。
背もたれに軽く寄りかかると、背中を支えながら傾いてくれるのが最適です。

前傾チルト・リクライニングの範囲設定

背もたれが前に傾き、前傾姿勢をとるサポートが可能です。
キーボード操作などを集中して行う時に向いている機能です。

また、リクライニングの範囲を設定することもできます。

このような操作を行い、自分にピッタリ合い作業に集中できる環境を作ることができるんです。

アーロンチェアを使ってみての感想

アーロンチェアリマスタードを使ってみた感想です。
まず最初の感想ですが…

腰が痛い!

となりました。
最初に座った時は良いな~と思ったのですが、長時間座っていると腰が痛い。
もしかして自分には合わなかったのか?と思ったのですが、高さなどいろいろな調整をしていくと落ち着くようになりました。

そのまま使い続けると痛くない、むしろ快適という状態に。
座面も背中もしっかりと支えてくれるし、安心を与えてくれるので作業がはかどります。
自分に合うセッティングを見つけるのが大事ですね。

昔は椅子の上であぐらをかいたり姿勢が乱れていました。
けど姿勢が崩れると体に負担がかかり、腰痛や不調の原因になります。
お世話になった整体師の方も、柔らかいクッションに座っていたら腰を壊したと言っていましたし、正しい姿勢でしっかりした椅子に座ることは大事です。

長時間座れるけれど…

アーロンチェアリマスタードは長時間座っていられます。
ですが、むしろ座れすぎてしまいますね。

オフィスチェアメーカーの人と話した時には「たまに立ち上がったりストレッチをした方が良い」と言われましたし、長時間座り続けている人は健康にリスクがあるというデータがあります。

なので座れてはしまいますが、適度に立ち上がることにしています。

クッション系の椅子とアーロンチェアの違い

クッション系の座面と感じた違いです。

片方に重心を置くとクッション系ではぐにょっとなりますが、アーロンチェアは平行の板という状態で尻を支えについてきてくれます。
また、安い椅子だとクッションの底を感じることがありますが、アーロンチェアは底が無いので空中に浮いている感じですね。

アーロンチェアのデメリット

アーロンチェアにもデメリットがあります。

ヘッドレストが無い

まずはヘッドレストが無いことです。
ヘッドレストとは後頭部を支えてくれるパーツですね。

ゲーミングチェアには低価格の商品でも標準で装備されていますし、10万円シルフィーにも装着されていました。
なのにアーロンチェアにはありません。
どうやらハーマンミラー的には不要という方針らしいです。
ヘッドレストが欲しいという人には残念な仕様です。

ただ、ヘッドレストあればなぁと思いながら使っていましたが、慣れてきたのか現状は無くてもいいかなと感じました。
また、公式では無いのですがアーロンチェア用ヘッドレストを売っているメーカーが存在します。
将来的に買うかもしれません。

 

 

リラックスには不向き

アーロンチェアリマスタードはデスクワーク用・正しい姿勢をする用の椅子です。
リラックスしたり、椅子の上であぐらをかいたり、姿勢を崩したい人には不向きとなっています。
ヘッドレストが無いのも含めて、リラックスしたい人は別の椅子がいいかもしれません。

値段が高い

価格が20万円超えです。
ホームセンターにはもっと安い椅子もあります。

ですが、このしっかり感は安い椅子にはありません。
それに12年保証もあるんです。
これほど長い保証期間の椅子はなかなか無いです。
年間にすると17000円ほどですからね。

なのでバリバリ仕事をしたいという人は投資としてありです。

 

アーロンチェアまとめ

最後にまとめです。
アーロンチェアの良いポイントは

  • すごくしっかりしている
  • メッシュ生地が自分の体を支えてくれる安心感があり、通気性もあり
  • ポスチャーフィットや前傾姿勢の設定で集中できる正しい姿勢になる
  • アームレストが分厚く幅広く動かせる
  • デスクワークをする人に向いている
  • 買って良かったという感想

 

気になるポイントは

  • ヘッドレストが無い(公式で無いが売っているメーカーもある)
  • リラックス用には不向き
  • 価格は20万円以上ただし12年保証(年間約17000円)

という感想です。

 

今の椅子で十分という方は無理して買う必要はないです。
ですが今の椅子が不満でしっかりとした椅子で集中して仕事したいなら、自分への投資として購入はありです。

 

買う前のチェックポイントとして

  • 玄関から設置場所へスムーズに運べるか確認(スペースが狭かったり階段の人は注意)
  • サイズは自分に合っているか調べる
  • ダンボール回収を依頼するか確認(自分でもできたけど、かなり面倒だった)
  • 古い椅子の下取りサービスや室内設置を依頼するか確認

 

不要な椅子の下取りサービス、梱包材回収、新しい椅子の運搬・室内設置を依頼するなら庄文堂などのお店があります。

ハーマンミラー優良販売店・アーロンチェアの庄文堂ネクスト

 

以上です。
シルフィーの時も思ったのですが「買ったのは椅子だけど、手に入ったのは快適な環境」なんですよね。
昔は安い椅子を使って腰を痛めましたし、その痛みで作業が進まなかったりやる気が出せないということもありました。
今はアーロンチェアリマスタードを使い、正しい姿勢で作業ができています。
環境は仕事の質を向上させるのに大事な要素ですから、自分と環境への投資としてはいい買い物だったと思っています。
今の環境を変えたいという方はぜひアーロンチェアをチェックしてみてください。

 

 

アーロンチェアライトもある

アームレストが無い廉価版のアーロンチェア、アーロンチェアライトもあります。
前傾機能もありませんが、ギターを引く人などアームレストが無い方が良いという方に向いています。

 

 

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この記事を書いた人

志真(しま)
野良マンガ家、漫画描いたりブログ描いたりして引きこもっている。漫画は↓
一迅社「女騎士さまは屈しない!」
ジャンプ+「好敵手紀行」など

コメント

コメント一覧 (5件)

  • シルフィーとアーロンチェアで悩んでいます。前傾姿勢など、使い心地の違いを記事にしてもらえると嬉しいです。

  • 私もまさに、シルフィーとアーロンチェアで悩んでいます。結局PCの作業を考えると前傾姿勢となり、前傾機能のついたシルフィーが優れいていると感じています。そのあたり記事にしていただけるとうれしいです。

  • 前のコメントしたものです。比較記事確認しました。とても参考になりました。アーロンチェアでも前傾姿勢はあるのですね。ありがとうございます。

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