【注意】あなたを恐怖に陥れる†怖すぎる6つのホラー話【怪談】

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怖い話をします…

目次

お化け屋敷のマネキン

これは僕が幼かった頃の話です。

夏休みに家族で旅行に出かけ、とある旅館に泊まりました。
その旅館では夏ということで、お祭りのようなイベントが行われていました。
屋台が並ぶ中、その一角にあったのはお化け屋敷。

旅館には家族連れの宿泊客がちらほらいましたが、お化け屋敷に入って行く人は誰一人として見ませんでした。
ですがお化け屋敷に入ったことが無かった僕は興味を持ち、一人で入ることにしたのです。

 

不気味なBGMが流れる暗い道を進むと、おばけや妖怪のようなオブジェが並んでいました。
けどはっきり言って怖く無かった。
子供の僕でもふーん…と思うような子供だましでした。

お化け屋敷も終盤にさしかかる中、不気味な物体がありました。

 

マネキンです。

 

結局怖くは無かったな~と思いながら、記念に触っとくか~とそのマネキンに触れたのですが…

 

なんと…

 

ガタンッ!!

 

少し触った瞬間、後ろに倒れたのです。

 

やべぇ…

大丈夫か!?壊れてないかこれ!?

 

これまで全く焦りもなかった僕ですが始めて焦りました。
マネキンが壊れてたらどうしよう!

壊れてたら旅館の人に申し訳ないし、これからお化け屋敷を楽しもうという人(いるのか!?)にも迷惑がかかる。
やばいやばい…

 

うわああああああー!

 

焦りながらもマネキンを立たせて、一通り点検をします。
よし、たぶん壊れてない!いこう!

僕は出口に向かって走り去りました。

 

お化け屋敷自体は全く怖く無かったけど、マネキンを壊してたら…と思うと怖さが溢れてきました。

そんな初めてのお化け屋敷での出来事でした。

 

そう言えば去り際に振り返るとマネキンがこっちを見ているような気がしました。
逆の方を向けていたはずなんだけど、ね。

 

おばけって楽しいなぁ…と知ったこと

僕はお化け屋敷に入ったことが3度あります。

先程の旅館で入ったお化け屋敷。
京都の修学旅行で入ったお化け屋敷。

どちらも怖くありませんでした。
けど京都のはなぜか楽しかったです。

そして三度目は、高校の文化祭でやったお化け屋敷です。
入った、というより僕のクラスでやったお化け屋敷で、僕が幽霊役でした。

 

僕自身は文化祭もお化け屋敷をやることも、あまり興味がなかったのですが、無難に準備を行いました。
そして肝心のお化け役ですが。

ジャンケンで負けて僕がやることになりました。

 

 

当日顔を白く塗られ、白い服を着て暗い迷路のような教室で待機します。
面倒だなぁ…
こんなので怖がるやついるのかよ…と思いつつ近づいてきた女の子たちに向かって…

 

わあーーーーーーーーーーっ!!!!

 

と叫び追いかけます。

 

すると…

 

きゃーっ!!!!と叫びながら怖がり、逃げていく女の子たち。

 

さらに追いかけ脅かし続けます。

いやーっ!きゃーーっ!!

と叫び去って行く女の子たち。

 

あれ?

 

すっげー楽しい!!!!!!

 

お化け屋敷とか面白くない、そう思ってたけど。
そうか…

お化け屋敷は入って楽しむより、お化け役で驚かせて楽しむものなんだ!

そう感じた瞬間でした。

 

 

そして繋がりました。

京都の修学旅行で行ったお化け屋敷。
楽しいと感じたのは、同じグループだった女の子たちが、怖がって叫んでいたのを見て楽しかったんだ!って!

 

もちろん男性がビビってるのを見るのも楽しいのですが、女子の悲鳴は音の高さがすごく良いです。
驚かせると、やったぜ!という気持ちになり、任務を完了させた達成感が得られます。
悲鳴は一つの曲を演奏したような充実感に包まれます。

 

あぁお化けって楽しいな…

そう思ったお化け屋敷でした。

 

もちろん現在は、夜道で人を驚かせるというような不審者案件行為はしてはいません。

けど僕が死んだ後、霊となってあなたを驚かせるのは、僕かもしれません。

 

バッティングセンターで…

僕は球技が苦手です。
サッカーをやればよく転んで怪我するし、バスケをしては爪を割ります。
野球をやれば鼻にボールが当たり鼻血を出すし…

もしかしたら球技ができない呪いなのかも…そんな風に思っていました。

 

ある日のこと、友達とバッティングセンターに行きました。
そこはゲームセンターに併設されているところで、ゲームが目当てでしたが友達がバッティングをやるということで付いていきました。

友達の当たりはまずまず、カキン!という音がたまに響きます。
ちなみに僕は先にやって一球も当たりませんでした。

そして友達が打ち終わったタイミングで、僕は友達のいるブースに入りました。

 

そこで事件はおきました。

 

なんとバッターボックスにいる友達が急にバットを振りだし

金属バットのフルスイングが僕の額を直撃しました。

 

僕は倒れました、友達は大丈夫か!?と焦っている様子。
僕は空手をやっていて、痛がるなと教えられていたので、ああ大丈夫大丈夫うん平気~と言って無敵のフリをします。

そしてちょっとトイレ行ってくると言ってフラフラの状態でトイレに行き、気持ち悪くなってトイレで吐きました。

 

一発も打てないどころか、初ヒットで頭を打たれることになるとは。

あの出来事はもしかしたら…
バッティングセンターのバッティングマシーンで事故にあった人の霊によるものかもしれません。

 

ロシアンルーレット

友人たち数人で、友達の家で遊んでいた時のことです。

友達はエアガン、ガスガン、電動ガン等が好きで沢山の種類を持っていました。
そんな中で見つけたのがガスリボルバーガン。

すげーリボルバーだ~とわくわくしながら触っていて気になりました。

 

うお~!ロシアンルーレットしてみてぇ!

 

ガスを注入し、BB弾を1つ込め、シリンダーを回します。

そして僕は顎の下に銃口を向けます。

友人たちは何やってんだよ~と言っていました。

 

僕は面白くなって引き金を引いてみました。

 

バスッ!!!!!

 

黒いリボルバー、白いBB弾、僕のアゴには赤い血が。

 

なんと弾が発射されまさかの出血。

 

いってぇええぇぇええ!!!!!!と叫ぶ僕。

 

何やってんだよ!!!!と叫ぶ友。

 

1/6のロシアンルーレットが当たるなんて…!
僕の初ロシアンルーレットは大当たりでした。

 

そして僕は思い出しました。

呪われているほどに、球技がダメなことを。
BB弾も球…

 

ちなみにバッティングセンターで僕の頭をぶったたいた友達の家です。

実銃でロシアンルーレットをする時、撃つ場所がこめかみだと眼球をふっとばして生き残ることがあるらしいです。

なのでリーサルショットは、アゴから上に向けて撃って脳を吹き飛ばす、または口に加えてやや上向きに撃つといいらしいですよ。

 

風が強い日に自転車で走っていたら、かまいたちで顔が血まみれになった時の話

ある風の強い日、僕は友達と自転車で走っていました。

風は追い風でぐんぐんスピードが出る状態。
そんな時ふと、ダンシング(左右に振りながら立ちこぎ)をしようと思いました。

 

友人も僕もダンシングでどんどん速度があがり、テンションも上がっていく状態。
左右の振れも大きくなっていきます。

しかし、突然風向きが変わり横からの強風に。

 

その瞬間、バランスを崩し、目の前にコンクリートの地面が。

 

ゴッ!!!!!

 

僕は顔面からコンクリートに落下し、顔は血まみれになりました。

 

フラフラになりながら家に向かう途中に思いました。

あぁ…これが…かまいたちかぁ…

 

風が強い日には、かまいたちに注意してください。

 

夢と影と刃

とある暑い夏の夜。

その日は特に蒸し暑い日で、なかなか汗が止まりませんでした。
拭いても拭いても汗が出る、けれどなんとか眠りにつきました。

しかし、しばらくして目が覚めます。
暑い、汗が気持ち悪い…

立ち上がり洗面所に顔を洗いに行きました。

 

顔を洗い、部屋に戻ろうとします。
その時でした。
廊下の真ん中に、何かがいる。

 

それは全身が真っ黒い人影、手には包丁を持っていました。

 

え?何アレ?

僕は突然の状況に立ち止まります。

 

するとその黒い影はこちらに近づいてきます。

 

やばい…

僕は廊下を逆側に走りだしました。

 

いつも歩く自分の家の廊下、でも廊下が長く続く、走っても走っても廊下は続く。
無限に続く廊下、なんだこれは…

その瞬間に思いました。

 

あっこれ夢だ!

 

夢を見ている時に、これが夢だと気がつくこと、よくありますよね。

 

僕はこんな気味の悪い夢からとっとと目を覚まそう、と思い現実へ帰ろうとしました。

しかしそんな時、自分が向かおうとしていた廊下の方から、包丁を持った黒い影が現れました。
そしてこっちに向かってきます。

 

起きなきゃ、起きなきゃ!

 

そう思ってはいるものの、なかなか目を覚ますことができません。

 

何で?おかしい…?起きなきゃ!
目をさませ!目を覚ませ!

 

そして僕は強く目を開こうとします。
すると黒い影は猛スピードでこちらへ向かってきて

 

やめろおおおおおお!!!!!!

 

と叫びながら包丁を突き刺してきました。

 

起きなきゃ!!!起きなきゃ!!!

 

焦る僕の目の前には包丁が。
そして目と目の間、顔のど真ん中に刺さる、刺さる!

刺さ……!!!

 

 

……

 

……

 

……

 

ハッ!!

包丁が刺さる、と思ったところで目が覚めました。

 

「はーっはーっ!!!!」

 

嫌な夢を見たことで、汗がどばっと出ていました。

顔も体もびしょびしょ、顔を拭ったけれど汗は止まりません。
一度起きようと思い、電気をつけると。

 

目と目の間から

が出ていました。

 

布団も枕も赤く染まり、あたりは血まみれ。
血が出ている場所はちょうど包丁が刺さりかけた場所、いや少し刺さっていた場所です。

 

もし目を覚めるのがもう少し遅かったら…

僕は夢から帰ってこれなかった、かもしれません。

 

僕の目と目の間には、その時の傷が残っています。

 

 

 

これを見たあなた、黒い影は今夜…

あなたの夢に現れるかもしれませんよ。

おわりに

良い

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この記事を書いた人

志真(しま)
野良マンガ家、漫画描いたりブログ描いたりして引きこもっている。漫画は↓
一迅社「女騎士さまは屈しない!」
ジャンプ+「好敵手紀行」など

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