
唐突ですが……先日、成年向けセクシー同人マンガをDL販売しました。
今までは普通のマンガを描いていましたが、初挑戦です。
やった理由は「やってみたかった」「売れる・儲かるらしい」というシンプルなものです。
また、前から案はあったのですが、体を痛めていて不安がありました。
腕や肩や背中腰などを痛めており、作画が大変で長いマンガを描けるかわからなかったんですよね。
今は前より体がマトモになってきたので、実際にやってみることにしました。
今回は初めて成年向けDL同人をやってみたレポートです。
感想、1週間で売れた数、反省点を紹介します。
なお作品の詳細は僕のリットリンク(作品情報まとめ)からチェックしてください。
出したDL同人のスペックと感想
作品スペック
まずはリリースした作品の詳細です。
ジャンルは「百合」
前から女の子のみ出てくる百合系作品を描いていましたが、成年向けでも統一感を持って百合です。
ページ数は本編48P+おまけ5Pの合計53Pという作品。
価格は同じくらいのページ数の作品を調べた結果、800円(税込880円)にしました。
内容を簡潔に言うと「セクシー系の会社に入社した新入社員の話」になります。
DL販売してみた感想
まず……大変でした!
作画に関して、工程が普通のマンガより多いんですよね。
液体とか描き文字(擬音)の量が多いです。
通常マンガでは影のトーンを貼らないことが多いですが、セクシーマンガでは必要になります。
また、キャラが絡む絵なので構図や位置関係、サイズ感が複雑になります。
キャラ1人を描くより、キャラ2人の絡みを描くのは、体感労力が2倍以上です。
セクシーマンガは前に描いたことがありましたが、改めてやると大変です。
わからないことも多く、いろんな作品を見て学びながら描いていました。
ページ数も結構多かったですし、描き始めてから少しずつ描いて描いて……完成まで4ヶ月ほどかかりました。
大変ではありましたが、マンガを描く上での学びが多くあります。
「こんな表現があるんだ」という気付きや「描いてたら画力がアップした気がする」という成長を実感できました。
マンガを描く人、上手くなりたい人が皆やったほうが良いと思います。
リリース1週間で売れた数
続いて売れた数を発表します。
販売サイトはDLsiteとFANZA。
53Pで800円(税込880円)という価格ですが、発売から10日間は10%OFFのセールで出します。
リリース前に個人的な販売予想をしていました。
Xのフォロワーが約1.9万人なので、その約2%として400部くらい売れるんじゃないか?という予想をしていました。
まぁフォローは0円ですし、海外の方もいるのでフォロワー数は当てにならないとは思うけど、無関係とは言えないとも思っています。
そして結果は──
なんと──
「60部」です!
DLsiteが45でFANZAが15になります。
まず、購入していただいた皆様、本当にありがとうございます。
非常に嬉しいです。
この60部という数は……正直、予想よりは少なかったです。
描くのに結構時間をかけたんだけどね……
ただ、学びや反省点はありましたし、自分の実力も足りてないとは思います。
反省点いろいろ
出してから思った反省点があります。
発売予告作品に設定
まず発売予告作品の設定をするべきでした。
作品はいきなりリリースする方法と、発売予告作品として登録する方法があります。
発売予告作品は発売予告作品一覧のページに表示され、見られたりお気に入り登録ができる状態になります。
僕の場合はいきなりリリースをしてしまいました。
世の中に発売する商品やイベントの告知は、前もって行われています。
なので同人作品の場合も発売予告作品として登録し、宣伝活動をする必要がありました。
初めての試みだったため、作画に気を取られて事前告知まで手が回っていなかったという愚かなミスです。
発売日に向けて、前からコツコツ告知をするべきでした。
ランキングに乗るのが大事
また、売れるためには販売サイトのランキングに乗る必要があります。
売れた作品はランキングに乗って目立ち、また売れるというループが発生します。
商業作品でも発行部数〇〇部突破!という宣伝をしています。
世の中は売れているものが売れますからね。
初動が大事なので、やはりリリース直後に売れるために宣伝は必要です。
表紙をミスした
ユーザーが作品をチェックする動きとして、まず目に入るのが表紙です。
表紙を見てタイトルを見て、作品詳細をチェックして価格を見て購入します。
その最初のフェーズが表紙です。
最初の見た目、第一印象です。
最初に作った表紙は
- 主人公(カラー)
- 背景に他キャラの絡み(グレー)
- 横書きタイトル
- ジャンル(百合)
- ページ数
というものですが……百合感がなかった!
あとタイトルで他キャラの絡みが見にくかったんです。
リリース後に気がついて、表紙を作り直して修正しました。
他キャラもカラーにして、タイトルをキャラに被らないように縦書きにしました。
最初からこのデザイの方が良かった……と後悔しました。
寝かせる・余裕を持って作業する
作画が終わって、そのままリリースの手続きをして、その場でサンプルページを作り、表紙を作りというドタバタ作業でした。
サンプルや表紙、説明文などより良くするために、リリース完了前に一旦寝かせるべきでしたね。
マンガのシナリオも作って翌日見返すと、修正点があることも多いです。
宣伝も、表紙も、もっと余裕を持って作業できたら良かったですね。
初めてだから上手くいかないのは仕方ないですが。
まぁミスには気がつけたのはプラスです。
画力とセクシー度を鍛えて出直して、次はもっと上手くやれるはずです。
次に作る時は
次回作を作る時はシナリオやネームを作る時に、サンプルページをどのようにしよかも考えながら作るのが良いかなと思いました。
リリース前にサンプルどうしよ……って悩んだのですが、最初から魅せるシーンをセレクトできたらいいなと考えています。
おわりに
というわけで成年向け同人を出してDL販売してみたレポートです。
本のあとがきで「不評じゃなければ続きを出す」と言ってたんですけど、正直そこまで好評じゃないよね。
なんだけど……反省点などが見つかったので、もう1作出してみようかなと考えています。
反省を踏まえて活動したらどうなるのか、また何かアクションがあれば報告します。

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