商業マンガ家向いてなかった野良マンガ家の話【&ブログ名変えた理由】

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こんにちは、シマです。
いつもブログを見ていただき、ありがとうございます。

突然ですが、ブログの名前を変えました。
これまで「シマテイエン~正直レビューするマンガ家~」というブログ名で、オフィスチェアやタブレットなどのレビューをメインにやってきましたが、これからは『シマテイエン ~野良マンガ家とゆるクリエイティブ~』として再スタートします。
なお、やることは変わりません。

今回はブログ名変更の理由と、あらためての自己紹介をお届けします。

目次

ブログ名を変えた理由

以前は「レビュー内容そのもの」に価値を置いていましたが、最近は「誰が語っているか」も大事だと思うようになりました。

「マンガ描いてる人がペンタブのレビューしてる」
「デスクワークしてる人がオフィスチェアのレビューしてる」

そんな背景が見えた方が、読者にとっても信頼しやすいと思ったので、このブログタイトルに変更しました。

自己紹介します

あらためまして、こんにちは!
志真(シマ)という名前で活動しています。

  • マンガを描いたり
  • 文章を書いたり
  • 音楽を作ったり
  • 動画を編集したり

いろいろやっていますが、メインはマンガなので「マンガ家」としておきます。

これまでに…

  • 一迅社さんから単行本を出してもらったり
  • ジャンプ+などで作品を掲載したり

していました。
今は商業活動から離れ、WEB上で自由に活動している“野良マンガ家”です。
変なマンガ、バカなマンガも描いています。
ただ、真面目なレビュー目的の方は無理して読まなくても大丈夫です。
というか読まないでください。

これまでのクリエイティブ歴 描き始め~単行本が出るまで

今の活動にいたるまでの、僕のクリエイティブ歴を紹介します。

中学:ラノベやイラストを描き始める

中学時代にラノベを書いたり、絵を描き始めました。
この頃の目標はラノベ作家で、自分でイラストを描く作家になろうと思っていました。
他の作家と違う独自化路線を考えていた中二病でした。

絵が上手い友達がいて、教えてもらったり一緒に絵やマンガを描いていました。
自分は下手だし、こういう人たちがプロになるんだなと思ってたんですよね。
けど…その友達は今は何してるかわかりません。
最後に合った時は絵を描いてる様子はなかったので、たぶん一般人です。

高校:絵の練習やWEB投稿を続ける

高校では美術部に入り、無事に幽霊部員になり、独学で絵を学んでいました。
そしてWEBにイラストなどの作品を投稿するようになります。

大学:デザインを学びつつ同人活動

大学時代はデザインを学びながら同人活動をしていました。
大学では絵が上手い人がいっぱいいて、自分の絵の技術は大したことないんだな…と思わされました。
この頃に、絵が上手い人に絵の技術で戦うのは無謀だ、イラストレーターになるのは無理だと考えましたね。

そして漫画などシナリオで独自化していこうと思い、漫画を描くようになりました。
二次創作もオリジナル作品も描いていました。

とある漫画賞を受賞→商業連載をめざす

その後はとある漫画賞に応募して受賞しました(投稿3回目で受賞)
そしてアシスタントをしながら商業連載を目指します。
さらに同人活動も並行しながらブログや電子書籍で収益化という活動をしていました。

けど上手くいかない日々が続きます。
商業で連載を目指すけど、ボツが続くんです。
これ新人マンガ家あるあるあるあるです。

ネーム(下描きの下描きみたいなラフ)を描いて編集者に見せます。
そしてそれが良くて、編集部でもOKが出たら掲載っていう流れになるんですけど、なかなかうまくいきません。

それからしばらくした時、ニコニコ静画にアップしていた作品が何百万再生かされ、単行本化のオファーがきました。
単行本が出せたやったー!と思ったのですが、2巻で終わりという結果になりました。

これまでのクリエイティブ歴 絶不調~自分を見つめ直す

それからジャンプ+にマンガが掲載されたりもしたのですが、僕に不調が起きます。
頑張って描いて描いて描きまくっていたら、腕が壊れました。
僕は右利きなんですけど、右腕がめっちゃ痛くなったんです。
腱鞘炎でまともに描くことができなくなりました。

格闘漫画を描こうと思い、格闘技のジムに行ってた時にやや痛めてたっていうのもあります。
その上でマンガやネームをずっと描き続けていたら、腕を痛めました。
さらに腕だけでなく、背中、肩、腰なども痛めたので、まともに活動ができなくなったんです。

作画してくれる人を探す

そんな時だったけど、ネーム出したら掲載OKをもらった作品があります。
けど腕を痛めていたし、僕が原作で誰かに作画をやってもらおうと考えました。
そもそも僕は絵がそこまで上手くないと思っています。
それに絵を描くの好きというわけではなく、話を作るのが好きなんです。
論理的に考えて、上手い人が描いたほうが読者は嬉しいし売れるはずです。

僕は話を作るのに集中できるし楽しいし、作画の人の仕事も生まれるし、読者も絵が上手い方が嬉しいし売れるし、出版社も儲かる。
上手い人が描けばみんなハッピーになると思いました。
そして編集さんに言ったのですが、描いてくれる人がいないとのことでした。

そこで作画してくれる人を僕が探すことになりました。
出版社によっては出版社や編集者が作画の人を探すらしいんですけど、僕の場合は自分で見つけてオファーすることになりました。

いろんな人に声かけたのですが「スケジュール合わない」「今は仕事を受けてない」と断られました。
そんな時に1人、受けてくれた人がいました。
とても嬉しかったです。

そしてお願いして1ヶ月くらい経過して、進捗はどうかなと思ったら…
やっぱりキャンセルとなりました。

またいろんな人に声をかけました。
断られたりしましたが、受けてくれた人がいました。
とても嬉しかったです。
そして、またしばらくしたらやっぱりキャンセルとなりました。

これはお告げか…?

全然上手くいかないし、腕も体も痛い毎日。
そこで思いました。
これはお告げじゃないか?君は商業向いてないからやらない方が良いっていうお告げじゃないか?

人間万事塞翁が馬ということわざがあります。

塞翁の馬が逃げた→別の馬を連れて返ってきた
息子が馬から落ちて骨折した→戦争に行かなくてすんだ
不運なことに見えても、幸運につながることがあるというものです。

そこで考えて自己分析をしました。
「自分は商業向いてないかも」って思ったんです。

 

商業に向いていなかった理由

僕が商業は向いてなかった理由はいろいろありました。
力不足もあるけど、何よりも適正がなかったと思います。

手間がかかる作業が向いていない

僕は手間がかかって面倒に感じるのが嫌という性格でした。

編集者にネームを送って、直して、編集者に送って、直して、OKをもらったとします。
ですがその後に編集部や編集長から直してって言われることがあります。
そんな作業をずっと続けるんですよね。
無報酬で手間がかかる作業を、連載になってもずっと続けるんです。
プロとして必要なことなんですけどね。

僕は直しがすごいストレスなので「描く→読者が読む」で完結したいです。

そして編集・出版社がOKでも、読者から人気が出て売れ続ける必要があります。

ネームを作るスタイルが合わない

ネームのファイル送るのも面倒と感じました。
個人でマンガを描く時は、1枚の画像に8P分とか複数ページのネームを描きます。
ですが編集者からは、見にくいから1ページずつ区切って送ってって言われます。
この1ページに描いた画像を8分割して1枚1枚画像にする。
それを40P分とかやるわけです。
とても面倒に感じます。

また、僕は描きながらシナリオやセリフを微調整することがあります。
途中で描きながら直す時も毎回連絡するのは面倒すぎます。

待つのが向いていない

待つという行為が向いていません。

ネームを送って、その返事をずっと待つ。
いつ返ってくるかわからないのを待ち続ける、それが嫌なんです。

社会人なら手続きが必要だったり、上司・会社の承認が必要なのはわかります。
けど僕はスピード感を持って、自分でどんどん進めていきたいんです。
描く→読者が読む(買う)で完結させたいんです。

あと、僕は一人旅が好きです。
他人に迷惑をかけず、かけられず、自分のペースで自由に動けるのが良いんです。
こういう性格なので、1人で作るという行為が向いているんだと思います。

電話が向いていない

電話が向いていません。
編集者から電話かかってくるのがストレスです。
電話がかかってくると他の作業が中断するし、集中力が削れます。

僕は電話嫌いという社会不適合者でした。
電話に出られないこともあるし、折り返して相手が出られなかったりって無駄だと感じます。
ディスコードとかで、いついつ話しましょうってチャットで決めて話す方が効率いいですよね。
今は電話が嫌いな人けっこういるんじゃないかな?

 

余計なことを真面目に考えてしまう

個人でマンガを描いていた時はコメディとか、バカなギャグ漫画を描いていました。
けど商業でやるとなった時は、シリアスとか真面目なものを考えていたんです。

なぜかと言うと「商業だから真面目にやらなきゃ」とか「こういうのが売れるのかな」っていうことを頑張って考えていたんですよね。
そして作った真面目な作品はとことんボツりました。
自分には向いてない作風でした。

頑張って向いてない作風を考えるより、自然に思いつく自分に合う作風で作品を作るのが正解でしたね。
なんですけど、自分は商業だと思うと余計なことを考えて真面目になってしまうんです。
服装は自由と言われても、スーツを着て行くみたいな、余計な気遣いをしてしまうみたいな症状です。

 

商業が向いてなくて申し訳ございません(謝罪)

商業マンガは当たればでかいし、アニメ化のチャンスもあります。
けど僕には合わなかった。
手間やストレスがきつかったです。

あと成果を出せなくて、付き合ってくれる編集者に申し訳ないと感じます。
僕のせいで無駄な時間を使わせてしまって申し訳ない、そんな思いをずっと持っていました。
僕にオファーをくれた皆様、僕の力不足と適正不足でご迷惑をかけました、申し訳ございませんでした。

僕を応援してくれる人もいました。
同人誌やWEBにアップしていたオリジナル漫画を読んでくれた方が、商業でも頑張ってと応援してくれました。
期待してくれる皆のためにも頑張ろうと思ってた、けど期待に答えられず申し訳ございませんでした。

 

商業で連載をしている作家の方々、人気作を描いている方々は本当にスゴイと思います。
僕は物語やストーリーを作るのはすごく好きだったけど、商業マンガ家という生き方は向いていませんでした。

 

現在とこれから

腕や体は整体に通ったり、ストレッチを続けて、今では前よりまともになりました。
といってもまだ痛むところはありますし、100%のコンディションではありません。

そして全力でハードワークをしたら、どうなるかわからない不安はあります。
なので今はゆるくWEBでマンガを描いたり、野良マンガ家&ゆるクリエイティブな活動をしています。

このブログでは今後も買って良かったもののレビューなどは続けていきます。
どうせ投稿するなら、誰かの役に立てたら嬉しいし、もっと多くの人に見てもらえるようがんばっていきます。

目標は、いつか“クリエイティブな家”を作ること!

今後とも、シマと『シマテイエン ~野良マンガ家とゆるクリエイティブ~』をよろしくお願いします!

 

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この記事を書いた人

志真(しま)
野良マンガ家、漫画描いたりブログ描いたりして引きこもっている。漫画は↓
一迅社「女騎士さまは屈しない!」
ジャンプ+「好敵手紀行」など

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